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肩こりとはなに?

一般的に肩こりはというと、僧帽筋という筋肉に痛みや固さがある場合のことを言っています。
肩こりを感じる筋肉は僧帽筋と言われています。
僧帽筋とは?
僧帽筋は下記のイラストの色がついている部分になります。

肩こりの症状としては、腕を挙げにくくなった、バンザイをしにくくなった、腕や肩の動きが悪くなった時、「肩が凝っているのかな」と感じる方が多いです。
肩こりの原因について、どうして肩こりになるの?
肩こりは、筋肉の動きが悪くなって、筋肉が固くなって起こっているものと思われがちですが、本当のところは違うみたいです。
肩こりに限らず、首こり、おしりのこりなど、“こり”という形で固くなって表に出てくるものは、腎臓の働きが鈍くなって、出てきたものです。
腎臓が日々休まず働いています。腎臓は、体の中の不要物を外に出す働き、老廃物の除去する働きを担っています。
体内に入ってくるゴミの量に比べて体の外に出るゴミの量が少なくなって、十分な量のゴミを外に出しきれず、そのまま体の中に溜まってしまったものが、いわゆる、「こり」です。
肩こりや首のこりなどのこりは、腎臓の働きが落ちてきた証ともいえます。
体にできる塊の「こり」が肩につくと肩こり。おしりにつくと、尻こり、首につくと首こり。
肩こりができるのは、腎臓の働きが悪くなって、老廃物の除去が間に合わなくなってきたことが一番の肩こりの原因です。
肩こりの改善方法をお伝えします

肩こりに限らず、一時しのぎではなく、「こり」を本気で改善しようと思ったら、腎臓の働きを取り戻すことが重要です。腎臓の働きを取り戻すとは、いわゆる冷え性の解消です。冷え性改善に取り組むことで腎臓の力は上がってきます。
本気で肩こりの改善に取り組みたいと思っている方は、冷え性の改善から取り組んでみてくださいね。
肩こりの痛みを我慢してそのまま放置しておいたら?肩こりのデメリットとは?
肩こりがきつくなるとこんなことが起きてきます。
- 肩こりがつらくて、ムカムカして食欲がなくなって、ご飯がおいしくない
- 肩こりをきつく感じるようになり、目がかすむんで、車の運転がつらい
- 歯が痛くなる
- 首の曲げ伸ばしが痛くてできなくなる
- 風邪のような症状がずっと続く
- 咳が出て止まらなくなる
- 体が熱っぽく感じる
- 腕が上げられなくなり、自分1人で服を着るのが困難になる
- 体全体の免疫機能が落ちてくる
- 病気を患いやすい体になっていく
肩こりのマッサージの仕方についてご紹介したいと思います。
肩こりの場所を特定する
肩こりと一言で言っても、非常に幅が広いです。肩甲骨付近に感じる痛みや固い塊を肩こりと表現される方もいらっしゃいます。あなた様が思っている肩(肩から腕に向かって膨らんでいる場所)を肩こりと表現される方もいらっしゃいます。
だから、まずは、どこに痛みを感じているのか、どこに固い塊があるのかを特定することが大事です。

僧帽筋の位置を見ていただくと分かるのですが、肩こりを感じる場所って、とても幅広いんですね。幅広いので、まずは、どの位置で肩こりを感じているのか、痛みを感じているのか特定することが重要です。位置を特定しない限り、肩こりの改善は見込めません。
肩こりの改善を目指したいと思っていたら、まずは、肩こりをどこで感じているのか、どの場所に痛みがあるのかを特定してくださいね。
細かい場所ではなく、大ざっぱに、1.背中側なのか、2.胸側なのか、3.首側なのか、4.腕側なのか、5.鎖骨の上側なのか、5つの中から選んでいただくと大枠は良いと思います。
肩こりの場所を特定したら、次にその場所にあったマッサージをやっていきます。
痛みのある場所に応じた肩こりのマッサージの仕方
背中側
背中側に痛みが出てきた時は、中々一人でマッサージできないと思ってしまいますね。痛みがつらくて、どうしよう?と思ってしまいます。僕にも経験があるので背中の痛みのつらさはよくわかります。僕は古典的な痛みのとり方で、痛みを感じにくいようにと分散?させていました。
あっ、こんな僕のお話はどうでもいいですね。話を戻し、進めます。
背中側のこりや、痛みは手が届かないので、直接的にはマッサージできません。しかし、間接的にほぐせる場所、痛みが和らいでいく場所を見つけましたので、ご紹介いたしますね。
その場所とは、肘から手の指までをほぐしていくことです。背中の痛みって、この場所をやわらかくしていくことで痛みが緩和していきます。背中側の肩こり、背中側に痛みを感じたらやってみてくださいね。
背中の痛みをとるマッサージ動画をご紹介いたします。
胸側
胸側の肩こりは、鎖骨の下と腕の付け根をゆっくりやさしくほぐしていきます。特に鎖骨下をやわらかくすることで、痛みは緩和していきます。胸側の痛みを感じたらやってみてくださいね。
胸側の肩こりのマッサージ動画をご紹介いたします。
動画撮影します。
首側
首側の肩こりは、こりがひどくなると頭痛にまで発展していきます。頭痛になる前に対処することが大事です。肩こりがひどくなる前にマッサージして、肩こりマッサージで、頭痛対策することもできますよ。
首側のマッサージのポイントは、鎖骨下と頭と首の付け根です。この場所をゆっくりマッサージしていくことで、痛みは緩和していきます。
首側の肩こりのマッサージ動画をご紹介いたします。
腕側
腕側の肩こりは、これまで3つの肩こりとは少し、意味合いが変わってきます。ここの痛みは四十肩や五十肩に移行しやすい痛みです。早めの処置、対策をすることが大事になります。
腕側の肩こりのマッサージ動画をご紹介いたします。
だいたい4分付近から始まります。
鎖骨の上側
鎖骨の上側の肩こりは首のこりや首の痛みに関連しています。また、今、パソコンやスマホなど前かがみになる姿勢が多くなり、鎖骨周りの筋肉が小さく縮こまっています。猫背と言うと、姿勢が悪いから、一言で済まされますが、実は、鎖骨周りの筋肉が萎縮して姿勢を悪くしているんですね。
猫背を直したい、姿勢を良くしたいと思っていたら、鎖骨周りの筋肉をほぐすことから始めてみて下さい。姿勢も良くなり、猫背も改善され、肩こりもなくなる、一石三鳥ですね。
鎖骨のマッサージです
だいたい1分付近から始まります。
2人で行う、肩もみマッサージのやり方
肩もみマッサージのやり方はこちらの動画をご覧ください。
肩甲骨と背骨の間の筋肉を押すことが重要なポイント

肩もみマッサージではずせないポイントは、
肩甲骨と背骨の間にある筋肉を押すことです。
なぜ、肩甲骨と背骨の間の筋肉を押すことが重要なの?
肩甲骨と背骨の間のポイントは、
とても気持ちいいと喜ばれる場所です。
そして、心臓付近の筋肉をほぐすことにもなるので、
精神が落ち着き、リラックスされていく効果が期待できます。
肩甲骨と背骨の間の筋肉をゆるめてあげるということは、
相手の心のしこりをほぐしてあげることにもなるんですね。
では、実際にやってみましょう。
手のポジション(手を置く場所)
親指を肩甲骨と背骨の間の筋肉に押し当てます。
親指以外の4本の指は、写真みたいに鎖骨側の筋肉に置きます。

そして、次にマッサージです。
人にして差し上げる時の肩のもみ方、マッサージしているときの手の置く場所、
マッサージする際の力の入れ方のポイントを詳しくお伝えするために
動画を作成しました。
動画を撮りましたので、ご覧ください。
肩もみのマッサージを行う時は、
親指以外の4本の指先のほうに少し力を入れて、
親指は肩甲骨と背骨の間の筋肉を中のほうへ
押しこむように押します。
マッサージするときの注意点
4本の指のほうに力が入りすぎると、
痛みが強くなるので、指先の力加減には注意してくださいね。